八番 安心院

み恵みに 抱かれやすけき 心こそ 金宝にも 勝りこそすれ

牛若丸と浄瑠璃姫ゆかりの寺。源義経念持佛と伝える十一面観音像が奉安されている。名鉄東岡崎駅前より六所神社の参道を抜けて住宅街の奥まったところにある。(満願寺巡礼資料)

安心院は成瀬国平が大檀那となり、龍沢永源を開山として創建した曹洞宗の寺院である。木造の台座裏の墨書銘に「□文安五戊辰年八月十五日/三州額田郡高宮村/金峰山安心禅院/諸堂建立成就/本願施主当国六名影山城主/成瀬大蔵佐国平(花押)/開山龍澤叟/住持芳源代」と記され、六名影山城主の成瀬国平が文安五(1448)年八月に当院の諸堂を完成させたことがわかる。(岡崎観光きらり百選No.9)


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