二十三番 正法寺

はるははな あきはもみじと うつるよに まさしくここに のりのともしび

(春は花 秋は紅葉と 移る世に 正しくここに 法の灯火)

歴応三(1339)年足利氏が鳳来寺の僧玉林坊を招いて再建したと伝えられる。その際、本尊として鳳来寺から移された薬師如来像は眼病にご利益があるとの信仰が厚い。貞享四(1687)年幡豆の安泰寺の末寺となり真言宗から曹洞宗に改宗された。元禄十五(1702)年に領主旗本津田外記の祈願所となり、幕末に至る。境内に登る石段のふもとには、明治二十二年と昭和二十八年(十三号台風)の高潮被害の水面を記した標柱が、被害の状況を今に伝えている。(平成十八年三月 西尾市教育委員会)

お詣りを終えてそとに出ると、遠くに海が見える


奥に薬師堂


大正時代の石柱。坂の途中の津波の記録には気づきませんでした。



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