二十五番 西福寺
わがねがう かたとおもえば ありがたや にしふくかぜも たよりなりけり
(我が願う 方と思えば 有難や 西吹く(西福)風も 頼りなりけり)
建長六(1254)年に鎌倉幕府執権北条時頼が諸国巡遊の折当地を訪れ、創建されたという。天台宗の大寺であったが、元弘元(1331)年に兵火にかかって消失した。焼け跡の草庵に宿泊した熱田正覚寺の章久養玉上人が、北斗星が境内の松に来臨する夢を見てこの地が霊地であることを悟った。上人は伽藍を再建し、山号寺号をこのことにちなんで定め、浄土宗に改宗したと伝えられる。現在の本堂は昭和八年に、総欅柱を用いて再建されたものである。(平成十八年三月 西尾市教育委員会)
本堂から里が見渡せる
弁天堂の前の石柱に「當山鎮守星福弁財天ハ鎌倉時代北条時頼公ノ奉□ニシテ伝教大師ノ直作ト伝エラレル」云々とある。↓
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