二十六番 海蔵寺

まつかぜの おともさやかに おぎはらの さとにだいひの ひかりかがやく

(松風の 音も清かに 荻原の 里に大悲の 光輝く)

文明二(1470)年の創建で現在地へ移建されたのは寛永十八(1641)年。現存の建物は元文・明和の再建。尊像は毎年一月十日に御開帳される。山門は天文四(1739)年の建立で門の上に一切経がまつられている。(満願寺巡礼資料)


文明二(1470)年創建(承然崇稟上人)

天文十(1541)年荻原村細畑に移転(三代信慶上人)

寛永十八(1641)年現在地へ(快翁上人)  (境内の「健康の道ポイント8」)


このことより、ご詠歌は16世紀半ばから17世紀はじめのころの作とわかる。

海蔵寺の文化財

・阿弥陀如来坐像(昭和五十五年県指定文化財・寄木造、彫眼、像高95.5cm)

・雲版(うんばん)(昭和55年県指定文化財指定・鋳銅製、45cm×46cm)

  銘文に「勧進僧宗重 尾張国春日郡平田寺 暦應二(1339)年二月」

お手洗いに大きな烏枢沙摩明王。銚子満願寺の明王様とどちらが大きいか...

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